ブラックアウトという問題点

 

また、ブラックアウトも大きな問題とされた。ブラックアウトとは、企業がプロバイダーを変更する際に必要な口座移管やプラン内容の調整等を行う間、一時的にプランの資金移動を停止させる措置である。

通常、ブラックアウト期間は1週間から1ヶ月程度となることが多いが、加入者はその間、保有するプラン資産の投資先の変更を行うことが一切できない。

エンロンでは、破綻直前に401(k)プランの事務管理会社と運用資産を受託する金融機関の変更に伴うブラックアウトが実施された。

エンロンが約2万人のプラン加入者にブラックアウトの通知を発送したのが2001年10月初旬で、実施の期間は10月下旬から11月中旬までの約3週間に及んだ。ブラックアウト開始時のエンロンの株価は15.04ドルであったが、終了時には9.24ドルと期間中に約40%下落した。

このようにブラックアウトのために損失が一層拡大する結果となったのだ。